2007年09月05日

データで見る東京の決定力

今回は、東京の「決定力」に注目したいと思います。

全く点が取れないときもあれば、畳み掛けるように得点を重ねるときもある。今期の東京はそんな印象があります。順位を見ても、ここまでの総得点36という数字は決して少ないわけではありません。得点も失点も、まさに順位相応といった数字です(参照:2007年9月5日時点)。

しかし、多分に先入観のなせる業でしょうが、とにかくシュートが入らない、ワクに行かない、そんなイメージはあるでしょう。少なくとも私は、そうしたイメージを少なからず持っていることを認めます。そこで今シーズンにおける、ここまでのデータをちょっと振り返ってみようと思いました。
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上の表は、日刊スポーツの得点ランキングデータ(参照:2007年9月5日時点)からFC東京の選手を抜き出したものです。ただし元データの「警告」と「退場」の代わりに、「ワク内シュート率」を計算して書き加えてあります。ゴール欄の隣にあるLHRは、それぞれ左足・頭・右足でのゴールを表します。

以下、この表をもとにして、つまり無得点の選手はひとまず置いたまま雑感を綴ります。

まず、ワクにシュートが飛ぶ確率が低いワースト3は、リチェーリ・石川・ルーカスの3人です。特に石川とリチェーリは、出場時間が少ない割に頑張っている様子がよくわかります。しかしそれがワクに飛んでいません。ここがしっかりと飛んでくるようになると、チームとして攻撃の厚みが増すでしょう。

逆に、最もワクに飛んでいるのが馬場でした(ワンチョペもすごいですが)。撃ったシュートの7割以上がワクに飛んでいます。ただし馬場の場合は、強引に撃たずにパスを選択することが多く、彼のタイミングで撃つシュートはGKに取られやすいことを表しているのかもしれません。しかし、それよりも彼は怪我を治して出場時間を増やすことが先決です。

中盤の得点源でもある今野・福西・規郎は、数字も安定しているように見え、苦しいときに彼らのゴールに救われたのが納得できるような気がします。特に今野は、中盤だけでなく最終ラインからの攻め上がりも含めての数字です。これには脱帽せざるを得ません。一方で梶山の得点率には少し寂しさを感じさせますが、攻守にわたる動きは素晴らしく、シュートもワクに撃てていることを考えると、きっかけ次第では得点も伸びてくるかもしれません。

日本人FW陣、赤嶺・平山は出場時間も少ないのですが、シュートは比較的ワクに飛んでいます。なかでも赤嶺の決定率の高さは、少ない時間で結果を出している証拠といえるでしょう。

シーズン終盤に向けてチームが順位を上げていくためには、ひとりひとりの決定力を高めていくことが大切です。そしてそれは決して個人の努力の問題だけでなく、チーム全体でのサポートが必要です。また、まだ得点のない選手にも期待される部分は大きいです。特に徳永や金沢など、後ろからオーバーラップする選手の得点が出てくると面白くなってくると思います。


関連エントリ:
FC TOKYO(BETA): FC東京の不調の原因は選手層の「薄さ」
タグ:データ 雑感
by gaspatxo | Comment(0) | TrackBack(0) |
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